2022.1.3

高騰し続けるロレックスの買取相場を一挙公開!一括査定会社だからこそできる変動状況を徹底解説!

前説:ロレックスの相場は近年上昇の傾向が続いています。モデルによっては定価以上の価格で取引されるロレックスは、その資産価値の高さから時計ファン以外にも投資家からの注目も集めています。 数あるブランドの中、なぜロレックスは安定した相場で取引されるのでしょう。本記事ではそんなロレックスの相場の仕組みを解明し、今後の相場の推移を考察していきます。


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1.【ロレックス 買取相場】ロレックスの相場状況

正規店で定価で購入するのであれば、中古市場の相場を気にする必要はありませんが、ロレックスの人気モデルの購入は中古市場の利用が一般的です。

買取であればより高く、購入するのであればより安く。
相場を見て判断すれば、よりお得にロレックスを取引することが出来るでしょう。

ロレックスは需要に対して供給が少なく、現行モデルでも定価を越えた相場で取引されています。
特にその傾向が強いのはロレックスのスポーツモデル。
定価で購入出来る正規店に並ぶのは稀で、店頭に並んでもすぐに売り切れてしまうため中古市場では高騰が続いています。

ここでは、ロレックスのラインナップの中でも特に注目されているスポーツモデルの相場を、買取と販売の両方まとめてご紹介いたします。

2.【ロレックス 買取相場】最新スポーツモデルの相場まとめ

ロレックスの数あるラインナップの中でも、スポーツモデルに分類されるシリーズは別格の人気を誇っています。その最新モデルは店頭で見かけることは殆どなく、中古市場での相場は軒並み定価を越えたプレミア価格で取引されています。その相場は他のモデルに比べて安定感があり、今後の予想がしやすいため投機の対象として見てもこの上ない商品と言えるでしょう。

今後の高騰が期待できるおススメ&最新のモデルの相場を、2020年3月から2021年3月までのグラフと共に見ていきましょう。

2-1.サブマリーナ 124060

(※当社調べ)

– 1 28

2020年9月に発売されたサブマリーナの最新モデル。
発売前から注目されていたこともあり、一時は200万円近い価格まで相場が暴騰しました。
流通量が増えるにしたがって相場も落ち着いてきましたが、それでも定価以上の価格で流通しています。人気のサブマリーナでありながら、リーズナブルな価格に設定されているためエントリーモデルとしての人気もあり、ロレックスの人気に更なる火が付きつつある昨今、注目されているモデルです。一端落ち着いた相場も高騰の兆候が見られるため、購入の決断をするなら早いうちが良いでしょう。

2-2.デイトナ 116500LN

(※当社調べ)

– 1 21
  • 買取価格:4,410,000円
  • 定価:1,609,300円(税込)
  • 商品状態:2019年ギャラ 中古品
  • サイズ:42mm
  • 素材:ステンレス
  • 2022年1月現在
  • 他のデイトナの買取価格を見る

ロレックスを象徴するモデルの一つであるデイトナは、発売以降驚異的なスパンで値上がりを続け、定価の3倍近いプレミア価格で流通しています。

特に2021年に入ってからは急上昇していますが、その背景には新作発表の噂も。
既に発売から3年が経過しており、ロレックスの顔としての面も強いデイトナなら新しいモデルが発表されても良い時期です。

過去、デイトナの生産終了モデルはいずれも高騰しており、本モデルは今後のさらなる需要が見込まれています。

2-3.GMTマスターII 126710BLRO

(※当社調べ)

1 3

2018年に登場した126710BLROはベゼルを青と赤の二色でカラーリングした人気の“ペプシ”カラー。
長らくラインナップから姿を消していたカラーリングであったため、初値はなんと定価の2倍以上の値付けがされました。
現在では徐々に落ち着きを見せていますが、それでも定価の役2倍という相場を維持しており、根強い人気が伺えます。

2-4.エクスプローラーI 214270

(※当社調べ)

1 復元
  • 買取価格:1,060,000円(税込)
  • 定価:687,500円
  • 商品状態:2020年8月ギャラ 中古品
  • サイズ:42mm
  • 素材:ステンレス
  • 2022年1月現在
  • 他の買取価格一覧を見る

スポーツモデルの中でも比較的安価でエントリーモデルとしての立ち位置だったエクスプローラーですが、徐々に値上がりし続け定価の倍近い130万円というプレミア価格に。かつてのような手軽感はないものの、デイトナに並ぶスポーツモデルの顔として認知されつつあります。

2016年にはマイナーチェンジが行われ、その影響か相場が20万円近く高騰した何かと注目を集める本モデル。新ムーブメントを搭載したニューモデルの登場も噂されており、今手にすべき一本と言えるでしょう。

2-5.エクスプローラーII 216570

(※当社調べ)

1 復元 5
  • 買取価格:1,300,000円(税込)
  • 定価:875,600円
  • 商品状態:2021年1月ギャラ新品
  • サイズ:42mm
  • 素材:ステンレス
  • 2022年1月現在
  • 他の買取価格一覧を見る

エクスプローラーIIは近年相場が急騰しているシリーズです。
以前は主流モデルとは言えないシリーズであったため、相場という面ではあまり目立ったところがありませんでしたが、近年ではそのイメージを覆す高騰ぶりです。

様々な要因が考えられますが、根強い説は生産終了の噂。
エクスプローラーIIは2021年に50周年を迎えるため、それに合わせて新モデルが登場するのでは?
という説がまことしやかに囁かれています。
本モデルに搭載されているCal.3187に変わるCal.3200系列の新ムーブメントが開発されたこともその噂に信憑性を持たせています。

新たなモデルが登場すれば、本モデルの生産が終了する可能性が高いため、後のさらなる高騰を見越して購入するユーザーやディーラーが多く、相場に影響していると考えられます。

2-6.シードゥエラー126600

(※当社調べ)

1 5

2018年に登場したシードゥエラーの最新モデル。
新型のムーブメントを搭載した本モデルですが、前モデルからデザイン的な変更は少なかったため初値はそれほど派手なものではありませんでした。

しかし、シードゥエラーの元々の人気もあり、ここ数年の相場は右肩上がりに高騰し続け、初値から10万円以上値上がりしています。
今後もその傾向は続くと予想されているため、安定した一本となるでしょう。

2-7.ヨットマスター 126622

(※当社調べ)

1 6

本モデルは広い人気を集めた116622の後継機として製造されたヨットマスターの最新モデル。
デザイン上の違いは殆どありませんが、ムーブメントが最新のものに変更され、パワーリザーブや精度などが向上しています。

前モデルの流通量が多く、人気も高いため相場は落ち着いていますが、それでも販売相場、買取相場共に定価を越えており、注目のモデルと言えます。
前モデルの流通が減っていくにつれて本モデルの需要が増えていくことが予想されるため、今後の展開によっては目の離せない相場となるでしょう。

2-8.ヨットマスターII 116680

(※当社調べ)

1 7

ヨットマスターの上位機種となるヨットマスターIIですが、デザイン、機能性のみならず価格設定も大きく違うため、中古市場の相場もそれに見合った高額路線を維持しています。

他のモデルに比べて大きく高騰することこそありませんが、2017年に行われたマイナーチェンジによってデザインに変化が生じ、旧版と新版とが市場に存在しています。

現在はまだ相場に影響していませんが、絶対数の少なくなる旧版にプレミアがつく可能性は高く、今後の相場が大きく変化するかもしれません。

2-9.ミルガウス 116400GV

(※当社調べ)

1 8
  • 買取価格:1,250,000円(税込)
  • 定価:1,014,200円(税込)
  • 商品状態:2021年9月ギャラ 未使用品
  • サイズ:40mm
  • 素材:オイスタースチール
  • 2022年1月現在
  • 他のミルガウスの買取価格を見る

スポーツモデルの中ではマイナーなミルガウスでしたが、昨今のロレックスの高騰の流れの中で本モデルの相場も高騰しています。
一時は生産終了の噂から100万円台の相場にも達しましたが、現在は90万円前後に落ち着きました。
他のモデルに比べ、相場の面では地味に移りますが、シンプルで質実な設計やデザインは人気のエクスプローラーIとも似通ったコンセプトであり、今後の人気によっては高騰する可能性も考えられます。

じわじわと支持を集めているモデルですので、今のうちに手を伸ばしておくとお得な買い物になるかもしれません。

3.【ロレックス 買取相場】 相場を左右する要因は?

ロレックスの相場は2012年以降、右肩上がりの高騰を続けています。

表を見ても分かる通り、現行モデルながら定価を越えた相場で取引されているモデルも珍しくありません。
通常、中古市場は定価よりも安いという価格メリットを売りにするものですが、ロレックスの中古市場は特殊なものと言えます。

販売相場だけでなく買取相場も高い水準で安定しており、80~90%という圧倒的な換金率(リセールバリュー)で流通しています。
高級腕時計の換金率(リセールバリュー)は高い傾向にありますが、これほどの相場はロレックスのほかに類を見ません。
何故このように高値で取引されるのでしょうか?

単純に人気が高い、というのも大きな理由の一つですが、ロレックスの製品の相場を左右する要因は、大きく分けて2つ挙げられます。
今後の相場の変化を予想するには、その2つを理解する必要があります。

3-1.為替相場の影響

ロレックスはスイスに本社を置く海外企業であるため、全ての製品が輸入品です。
中古市場においては、国内正規店から仕入れたものだけでなく、海外の正規店からディーラーが仕入れた並行輸入品も多く流通しています。

ロレックスは国ごとの価格差が生じないよう極力調整していますが、輸入品である以上為替レートの影響は少なからず存在します。

そのため、一般的には円安になればロレックスの相場は高騰し、円高になれば下落していきます。

しかしながら上記のグラフの通り、2021年3月現在円高の傾向が続いている中、反対にロレックスの相場は高騰しています。

このような状況が何故起こっているのでしょうか。
ロレックスを取り扱う並行店の担当者にインタビューしたところ、「為替の影響以上に仕入れ値自体が高騰している」という答えが返ってきました。

これはつまり、国内外を問わずロレックスの品薄状態が発生しているということです。

3-2.供給量の少なさ

数ある高級腕時計ブランドの中でも、ロレックスの知名度は圧倒的です。
腕時計に興味のない層にとっても認知されており、世界的な人気も飛びぬけています。
ロレックスの年産数は70万本ほどと推測されており、高級腕時計の中ではかなり供給量の多いブランドと言えます。
それでも、圧倒的な人気からくる需要を賄えていないというのが現状です。

このロレックスの品薄状況は2012年ごろから続いており、相場の高騰もそれに追従しています。
為替レートの影響以上にロレックスの中古市場相場に影響を与えているのです。
この状況に変化が無い限り、今後もロレックスの相場は上がり続けていくと見て良いでしょう。
それでは、何故このような状況が続いているのでしょうか。

ロレックスは売上などの経営情報を公開していないため、正確なところは分かりません。
そのため様々な憶測が生まれやすく、業界内ではまことしやかに噂されているいくつかの説があります。
その説を元に考察していきます。

3-2-1.ロレックスが流通量を制限している?

ロレックスの相場を左右する流通量について、業界内でまことしやかに語られているのが、
『ロレックスがブランドイメージを高めるために流通量を絞っている』という説。
流通量を制限することで相場を吊り上げ、ロレックスのブランド価値向上を狙っている…ということですが、かなり信憑性の薄い噂です。

そのような戦略を取るまでもなく、ロレックスの名声は不動のものであり、かえって販売数を減らし利益を損なうだけになってしまいます。

この噂が広がった背景には、アップル社のアップルウォッチへの意識したものがあると推測されます。
2017年にアップル社のCEOティム・クック氏がアップルウォッチの売り上げに対し”15年度の売り上げでロレックスを上回った”と発言したことが噂の大元になったのでしょう。

しかし、その発言もロレックスのブランド戦略を裏付けるものではなく、実態とは関係のない噂に過ぎません。
やはり信憑性は薄いということになります。

3-2-2.新ムーブメント開発の影響?

時計の機能に関わるムーブメントの性能向上は、ロレックスにとっても大きな課題です。
最高峰の技術を持つロレックスですが、近年では他ブランドの技術も向上しており、油断ならない状況が続いています。

特に1988年頃からマイナーチェンジを繰り返しながら使用されているCal.3100系のキャリバーは、他社が3日間以上のパワーリザーブを搭載したモデルを数多く発表しているのに対し、2日間が限界であるなど型落ち感の否めないものでした。そのため2015年に新世代であるCal.3200系のムーブメントが発表され、現行のモデルのリファレンスの際に搭載されるなど置き換えが進んでいます。

新ムーブメント製作に既存の生産ラインを割けば、当然生産量は減ってしまうため、流通量も減らざるおえません。ロレックス相場高騰の時期と合わせると信憑性の高い噂と言えます。
この噂が真実であるのなら2021年3月現在、cal.3200系への移行は進んでいるため流通量は徐々に増えていくと予想されます。

しかしながら、ロレックスの需要は世界的に拡大しており、供給が追い付くかといえば疑問が残ります。

4.【ロレックス 買取相場】今後のロレックスの相場

ロレックス相場高騰の主たる要因は、需要に対する供給量の少なさです。
現行のモデルですら100%を超える圧倒的なリセールバリューで流通していることも珍しくなく、
投機対象として純粋な時計ファン以外からも注目されていることから、今後もその傾向は続いていくでしょう。

相場の面から買い時を考えるなら、それは〝今”と言えます。
中古市場の販売価格が大きく落ちることはまずありませんが、買取相場は上昇し続けていくでしょう。

現行のモデルも数年後にはプレミア価格がつくことも期待でき、購入時を上回る価格で売却することも出来るかもしれません。

5.【ロレックス 買取相場】ロレックスの売却で最大の利益を得るには?

現状のロレックスの相場から、中古市場は圧倒的売り手市場であると言えます。
しかし、幾ら売り手に有利な状況といっても、実際に手放す際は店によって査定額が違ったり、相場に見合わない査定が下されるといったことがありがちです。
どうせ手放すのであれば、出来る限り高額で売却したいものですよね。

しかし、出来るだけ高く買い取ってくれるショップにお願いしたいと思っても、何件ものショップで査定を行ってもらうのは時間も手間も掛かってしまいます。

ロレックスの相場から売り時だと判断したのなら、一括査定サイトの利用をおすすめします。
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鑑定士 並木

PREMIER VALUE 鑑定士並木

大手リユース業者の店長職を歴任。店頭に立ち続け、査定・販売した商品は10万点以上。2021年、PREMIER VALUE SHOP店長就任。 YouTubeチャンネル「プロ鑑定士鼻メガネチャンネル」にて最新の高級ブランド情報やアイテム、時計の魅力を発信しています。

子供の頃からブランド品や、宝飾品・時計が大好きでした。
大人になってからも高級ブランドの歴史や、商品の作りこみの高いこだわりなどに大変な魅力を感じ2010年、ついには仕事として専業者になりました。
今、まさにブランド買取・販売店が乱立し、サービス・価格に関しても均一化に進んでいます。
そうした中で私どもができること。それは、売りたい方から必要とされている方への大切な橋渡し。
新たなオーナー様の喜んで頂いているお顔を思い浮かべ、お品物を大切に扱い、笑顔の連鎖ができるように関わる全ての方へ感謝の気持ちで接する。
単なるブランドショップではなく、リユース・ブランド品販売を通じて社会貢献もできるよう志を持ち、日々鑑定しております。

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