2024.4.15

【2024年最新】デイトナ 116520の買取価格と推移。年式による価値の違いを解説

• ロレックス
• 時計

出典：https://www.facebook.com/rolex/

資産価値の高騰が著しいコスモグラフ デイトナ。スタイリッシュなデザイン性と高い実用性を誇り、ロレックスの顔として時計界を牽引している人気コレクションです。
パンダダイヤル仕様の現行モデル「116500LN」がどうしても注目されますが、2世代前のモデル「116520」も需要が高く、こちらも買取価格を大きく伸ばしています。
この記事では116520が高く売れる理由、年式による価値の違い、買取価格について解説いたします。

デイトナ 116520 ブラックの買取価格と推移

116520の買取価格は2020年上半期においては200万円前後の相場でした。しかし、2022年に入る頃には300万円台の大台を突破。たった1年で100万円ほど値上がりしました。

この上昇率は驚異的であり、需要の高さが伺えます。

ブラックとホワイトの価格差は店舗の入荷状況による誤差はありますが、ブラックの方が高めの設定となっています。ただ、どちらもカラーも売り時であることは間違いありません。

買取価格実績（2024年4月現在）：約300万円

※最新の買取価格はこちら参照

116520 ブラック ランダムシリアルの買取価格は約300万円前後。スペック面で優れる「最新型」が最も高く売れます。以前はブラック優勢の相場が続いていましたが、2021年頃から大きな差がなくなりました。116500LNがホワイト優勢であることもあり、需要自体は現在もブラックがホワイトをやや上回っています。

型式が古くなるにつれ買取価格は下がっていくので、売りたい116520がどの年式なのか事前にチェックしておくと良いでしょう。

ちなみに最新型は2015年〜2016年の僅かな期間しか製造されなかった為、レアリティが上がっています。今後さらに高騰する可能性もありますが、ロレックスの値崩れと共に一気に価格が下落する可能性もあります。

確実に高く売れる今売るべきか、それとも更なる高騰を見込んでキープしておくべきか。

価値が高い個体だからこそ、売り時が非常に難しいです。

デイトナ 116520 ホワイトの買取価格と推移

116520が現行モデルとして君臨していた時期においては、ステンレスベゼルとブラックダイアルのスタイリッシュな組み合わせが美しいブラックに人気が集中していました。

ただ、昨今はロレックスに限らず高級時計全体でホワイトダイアルの需要が高まっており、それに伴い116520 ホワイトの価値も高騰しています。

買取価格実績（2024年4月現在）：約285万円

※最新の買取実績はこちら参照

116520の買取価格はブラック優勢ですが、ホワイトの方のリセールバリューも侮れません。ホワイトがもっとも安価で買える時期に購入していたとしたら、現在100万円を超える利益を手にすることができます。

特にアイボリーダイアル個体を定価で手にされていた場合、今売れば200万円以上も得をすることになります。ロレックスにはロマン溢れるレアモデルが多数存在しますが、116520 ホワイト アイボリー はその中でもトップクラスの魅力を秘めています。

116520 アイボリー(クリームダイアル)について

116520は年式が新しいほど高く売れるモデルですが、アイボリーにエイジングした個体(クリームダイアル)は例外です。
クリームダイアルは経年経過によって文字盤が黄色みがかったような色合いとなった個体を指し、2000年～2004年頃に製造されたホワイトダイヤル(P/K/Y/Fシリアル)の一部で見受けられます。
変色する理由は、通常ダイヤルとは異なる「時間経過により色が変化する着色料」が使用されたこと。
きれいに変色した個体は通常個体よりも100万円以上高い買取価格が提示されることがあります。

なお、116520 アイボリーダイアルはホワイトだけに見受けられる特徴です。ブラックには存在しません。初期モデルだけに見受けられることから、ポストヴィンテージロレックスの中心的存在としても期待されています。

年式による デイトナ 116520の価値

デイトナ 116520が販売されていた2000年～2016年は時計界が大きく発展した時期でした。
業界再編やメーカーのマニュファクチュール化。様々な試行錯誤が行われた時期でもあり、116520も年式によってスペックやデザインに違いがあります。
買取価格も年式によって異なるので、手持ちのデイトナがいつ製造されたモデルなのか、今一度チェックしてみてください。

116520の歴代シリアル番号

■2000年モデル：Pシリアル
■2001年モデル：Kシリアル
■2002年モデル：Yシリアル(タキメーターの文字が太くなる)
■2003年～2004年モデル：Fシリアル(針が太くなる)
■2005年モデル：Dシリアル
■2006年モデル：Zシリアル(ルーレット刻印が施される)
■2007年～2008年モデル：Mシリアル(ブルーパラクロム・ヒゲゼンマイが採用/バックルが新仕様に変更)
■2009年モデル：Vシリアル
■2010年：Gシリアル(インダイヤルのフチの色が変わる)
■2011年〜2016年：ランダムシリアル(2013年以降は夜行塗料がクロマライトに変更。2015年頃〜はバックル中板が鏡面仕上げに変更)

スペック面で大きく変化したのは2007年～2008年モデルから。
ブルーパラクロム・ヒゲゼンマイを採用することで、耐磁性と温度変化に強くなりました。
また、2013年以降のモデルにはロレックス独自の夜行塗料クロマライトが散布されるようになり、品質が向上しています。

気になる買取価格ですが、基本的に年式が新しい個体の方が高く売れると考えてください。

大きく分けるとバックルが新仕様に変更された2007年、夜行塗料がクロマライトに変更された2013年、バックル中板が鏡面仕上げに変更された2015年で買取価格が区切られており、新しい個体であればあるほど価値が上がります。

例えば2002年モデルと2015年モデルを比較した場合、コンディションが同じあっても、2015年モデルの方が数十万円高く売れます。ただ、前項で解説したアイボリーダイアルの場合は年式が古くても高価買取が期待できます。

デイトナ 116520が高く売れる理由

デイトナ 116520は2000年～2016年にかけて製造されたデイトナ5世代モデルです。
初の自社製クロノグラフムーブメントCal.4130を初めて搭載したモデルで、黒文字盤・白文字盤の二種がリリースされました。
16年間にも及ぶロングセラーであったことから、「デイトナ＝116520」というイメージを持たれている時計ファンは多く、現行モデル116500LNが発売されてからも、その人気は衰えを知りません。
製造終了後も実勢価格は右肩上がりの相場となっており、買取価格も堅調に伸びています。

出典：https://www.facebook.com/rolex/

デイトナ 116520が支持される理由は、やはりベゼルデザインです。
116500LNおよび126500LNはセラミックをベースにロレックスが開発・特許取得した独自素材「セラクロムベゼル」が採用されています。輪郭を際立たせることで強い存在感を放ち、耐久性にも優れます。
対して116520に採用されているのは「ステンレスベゼル」です。
セラクロムベゼルよりも耐久性やキズへの強さは劣りますが、独特なメタル感、レーシーさを持つため、ステンレスベゼルも負けず劣らず人気です。
また、116520は116500LNよりもコントラストが弱めに作られていることから、統一感にも優れ、シックな雰囲気を持ちます。

出典：https://www.rolex.com/ja

なお、116520と116500LNはいずれもムーブメントにCal.4130が搭載されているため、スペックに大きな違いがありません。(多少のマイナーアップデートはあり)
デザインの好みで選ぶことができるので、1世代前のモデルであっても高い資産価値をキープし続けています。

デイトナ 116520を高く売る秘訣

116520はデイトナシリーズの中でも人気の高いモデルです。未使用品はもちろんのこと、中古品であっても高値で取引されます。

高価買取を実現させるには「年式」を把握するのが重要ですが、それに合わせて買取のコツを意識することも大切です。

ここでは116520を高く売るためのコツを紹介いたします。検討されている方は、是非以下を参考にしてみてください。

付属品も査定対象になる

デイトナ 116520の買取を考えた時に、必ず用意しておきたいのが付属品一式です。

116520には箱、保証書、説明書や予備のコマといった付属品があります。時計だけに価値があると思われがちですが、付属品にも価値があります。これらが付属されているか否かで、大きく買取価格が変わってきます。
付属品無しも買取されますが、従来の最高額よりも安くなってしまいます。

特にデイトナ 116520は保証書の有無が重要になるので、査定に出す際に忘れないようにしてください。

ベゼルのキズが査定額に影響を及ぼす

高額査定を出すコツは、時計の見た目をきれいにしておくことです。

見た目がきれいな状態だと、査定時の印象がアップして、買取価格にも反映されやすくなります。

ただし、掃除する際には、ケースやブレス部分などを傷付けないように、慎重に行うようにしてください。アルコールや洗剤などを使うと、時計を傷めてしまうことがあるので注意が必要です。

力を入れず、柔らかいクロスを使って軽く乾拭きするかブロワーでホコリを飛ばす程度でも十分です。

なお、116520はキズがつきやすいステンレスベゼルを採用していることから、最高提示額を下回ってしまうことが多いです。最大限高く売りたいのであれば、ベゼルにキズがつかないように時計を扱ってください。

キズ有りでも高く売れる時期を見逃さない

ロレックスの時計はキズや故障があったとしても、そのブランド時計の希少性を考慮され、値段がつくことが多いです。デイトナ 116520であれば、買取不可能になることは殆どありません。

キズがあるから売れないと勘違いして売り時を逃してしまう方もいますが、余程のキズでなければ一定の減額程度にしかならないでしょう。

高級時計は技術者による研磨やパーツ交換によって新品同様の状態に戻すことができます。

業者としては多少のキズがあっても、自社や提携工房でメンテナンスして再販売することが可能なので、キズ有り個体も積極的に買取してくれます。

一番駄目なのは、自分で修理に出すこと。

自分で修理に出した場合、逆に修理代が高くついてしまうこともあり、結局修理しない方が買取金額が高くなる場合が多いです。

手放すことを考えている方は、キズが有っても無くても、高く売れる時期に売ってしまうことをオススメ致します。

複数の店舗に査定依頼を出す

デイトナ 116520の買取価格は査定を行う店舗によって大きく変わります。 そのため複数店舗の買取金額を比較することが大切です。

しかし、1店舗1店舗出向いて査定してもらうことは、大変手間と時間がかかります。

そこで利用したいのが複数店舗の査定を一括で請け負ってくれる、一括査定サービスです。

一括査定サービスを利用すれば、家にいながらでも気軽に複数店舗から査定してもらうことが可能なだけではなく、複数店舗を比較した上で最高額での売却が可能です。

デイトナ 116520を売るならPREMIER VALUE一括査定がオススメ

業者によって、デイトナ 116520の買取価格は異なります。

ロレックスを得意としている業者であるか否か、さらには在庫状況によって買取価格は変わるため、業者間で10万円以上の価格差が生じることも珍しくありません。

そこで利用したいのが PREMIER VALUE一括査定です。

弊社では専任のプロがさまざまな各専門店と交渉をし、一括査定を致します。

一括査定はサービスによって各業者が依頼主に査定額を直接電話で伝えているところも多く、全てに対応するのは非常に手間が掛かります。
しかし、PREMIER VALUE一括査定なら営業電話が無く、スピーディーに買取業者を比べることができます。さまざまな業者を比べることができ、かつプロが交渉しますので、さらに高価買取になる可能性がございます。
利用料、査定料などは一切不要です。すべて無料でお使いいただけます。
査定から最短120分で買取を行い、完了させることも可能ですので、お急ぎの際にもぜひPREMIER VALUE一括査定をご活用ください。

---

この記事では、デイトナ 116520の買取価格推移と、おすすめの買取方法などを紹介しました。最後にロレックス買取に関するよくある質問を掲載します。

ロレックスを高価買取してもらう方法は？

一括査定サービスの利用がおすすめです。PREMIRE VALUEのロレックス専門一括査定なら、最大60社から見積もりをとれます。ロレックスの専門家が価格交渉をサポートしますので、高額買取が簡単に実現できます。

ロレックスの買取相場はどのように決まっている？

ロレックスの買取相場は時計業界向けオークションの価格を基準に、各店舗の鑑定士が価格を決めています。横の繋がりが強い業界であるため、市場価格から乖離した買取査定金額を設定することはありません。過去実績の詳細については、ロレックスの買取実績をご覧ください。

買取価格アップするためのコツは？

ロレックスの高価買取を実現するためには、「購入時の付属品の保管」「コンディションの管理」「需要の高まるタイミングの確認」を意識することが重要です。リセールを視野に入れている場合は、購入時から上記を視野に入れ、時計を大切に扱いましょう。

私がお客様の大切なお品物を責任を持って鑑定致します！

PREMIER VALUE 鑑定士並木

大手リユース業者の店長職を歴任。店頭に立ち続け、査定・販売した商品は10万点以上。2021年、PREMIER VALUE SHOP店長就任。 YouTubeチャンネル「プロ鑑定士鼻メガネチャンネル」にて最新の高級ブランド情報やアイテム、時計の魅力を発信しています。

子供の頃からブランド品や、宝飾品・時計が大好きでした。
大人になってからも高級ブランドの歴史や、商品の作りこみの高いこだわりなどに大変な魅力を感じ2010年、ついには仕事として専業者になりました。
今、まさにブランド買取・販売店が乱立し、サービス・価格に関しても均一化に進んでいます。
そうした中で私どもができること。それは、売りたい方から必要とされている方への大切な橋渡し。
新たなオーナー様の喜んで頂いているお顔を思い浮かべ、お品物を大切に扱い、笑顔の連鎖ができるように関わる全ての方へ感謝の気持ちで接する。
単なるブランドショップではなく、リユース・ブランド品販売を通じて社会貢献もできるよう志を持ち、日々鑑定しております。