2021.8.25

パテックフィリップの腕時計、価格高騰の秘密は？人気モデルは？

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前説:1839年に創業されて以来、アインシュタインやチャイコフスキー、ウォルトディズニーなど、多くの著名人に愛され続けてきたパテックフィリップ。その人気は今なお衰えることを知らず、多くのモデルで価格が高騰を続けています。 本記事では、パテックフィリップのモデルに関して、中古・新品での価格をご紹介しながら、高騰の秘密を探っていきます。ぜひ最後までお読みいただければ幸いです。

1.パテックフィリップ人気モデルについて

一口に「パテックフィリップの腕時計」といっても、他の高級腕時計ブランドと同じように、様々なモデルが存在します。
ここではパテックフィリップの代表的な時計について紹介します。

1-1.ノーチラス

まずは「ノーチラス」モデル。ブランドの中でも特に人気が高く、美しく仕上げられたボディーが特徴的なシリーズです。
有名YouTuberであるヒカキン氏が購入をした動画でも話題を読んでいるシリーズです。ちなみにヒカキン氏の買ったモデルの推定価格はなんと5000万円。凄まじい価格となっています。

1-2.カラトラバ

次に「カラトラバ」モデル。1932年に最初に発売されたこちらのモデルは、腕時計の発売以前に主流だった懐中時計をモチーフとしています。美しいラウンドケースの曲線が魅力的な、シンプルなデザインです。

1-3.アクアノート

次に「アクアノート」。上述の「ノーチラス」と「カラトラバ」の中間をとったような、多角形に少し丸みを持たせたベゼルデザインとなっています。こちらも非常に人気が高く、中古相場価格が定価を上回るモデルが多く存在します。

1-4.コンプリケーション

そして「コンプリケーション」。技術水準においても世界屈指であるパテックフィリップが、その技術を遺憾無く発揮したシリーズです。1年に1回日付を調整するだけで、1年間日時がずれることのない「アニュアルカレンダー」や、世界のどこにいても世界中の主要都市の時刻が一目瞭然になる「ワールドタイム」などのモデルが有名です。

1-5.メンズ・レディースにオススメの時計

パテックフィリップはメンズモデルが有名ですが、実はレディースモデルも存在します。ここではメンズ・レディースそれぞれにおすすめのパテックフィリップの腕時計をご紹介します。

1-5-1.「5167/1A-001」

メンズモデルのおすすめは、アクアノートのスタンダードな型番である「5167A-001」。こちらは、アクアノートの人気モデルの中では比較的「手に入りやすい」というメリットがあります。
後述しますが、パテックフィリップの中でも最もスタンダードなモデルであるノーチラスは非常に価格が高騰しており、非常に手に入りにくいモデルになっています。高い品質を保ちながら、パテックフィリップらしい文字盤のフォルムであるアクアノートが、今まさにオススメだと言えるでしょう。

1-5-2.「4860J」

レディースモデルのおすすめは、カラトラバの型番である「4860J」。文字盤が26ミリと小さく、女性らしい佇まいの腕時計です。また、ローズゴールドのケースも、手元の華やかさを演出してくれます。メンズモデルほど価格の高騰が激しくないため、中古相場で100万円以下で購入できることも。

2.人気モデルの新品・中古・買取相場

では、その他の人気モデルの新品・中古・買取相場はどのようなものになっているのでしょうか。ここでは上述のシリーズから、人気モデルをピックアップしてご紹介いたします。

写真
モデル	ノーチラス	ノーチラス	アクアノート	アクアノート	アクアノート	アクアノート
品番	5711/1A-010	5980R-001	5164R-001	5968A-001	5167A-001	5168G-010
サイズ	40.0mm	40.5mm	40.8mm	42.2mm	40.8mm	42.2mm
定価	3,872,000円	6,814,800円	6,688,000円	5,709,000円	2,486,000円	5,027,000円
中古 相場	13,000,000円〜17,000,000円	13,000,000円〜14,000,000円	9,000,000円〜10,000,000円	8,500,000円〜10,000,000円	6,000,000円〜7,000,000円	7,500,000円〜9,500,000円

特に人気が高いのは「ノーチラス」と「アクアノート」。両シリーズとも、こちらに掲載していない時計以外でも、中古相場価格が定価を上回る型番が多くあります。スタンダードなモデルであり、それゆえに購入したいという方も多くなっていると予想されます。

また、コンプリケーションモデルの「ワールドタイム」というシリーズの中にも、非常に人気の高い型番があります。特に、文字盤の中央に世界地図が彩られた型番は人気が高く、定価の倍以上の中古相場価格がついているものもあります。

「カラトラバ」モデルに関しては、定価よりも大きく中古価格が高騰しているモデルはまだ少ない模様です。

3.パテックフィリップはなぜこんなにも高い？

パテックフィリップの腕時計は定価では手に入らないこともしばしばあり、その高騰ぶりが話題になります。では、どうしてここまで高騰しているのでしょうか？ここでは、その理由について深掘りしてご紹介いたします。

3-1.ブランドの持つ長い歴史

まず、ブランド自体が長い歴史を持ち、その中で価値を向上させてきたということが挙げられます。
1839年、アントニー・パテックとフランチシェック・チャペックによって創業されて以来、多くの偉人に身につけられてきました。日本では福山雅治氏など、権威ある著名人によって使用されることによって、ブランドイメージを高めてきたのです。

3-2.ブランドへの信頼感

先に述べた歴史と重なる部分がありますが、パテックフィリップには他のブランドには無い圧倒的な信頼感があるという点も、価格高騰を促す要因の一つでしょう。
パテックフィリップが謳う「永久保証」システムは、どれだけ古い時計についてもメーカーが修理を行うことが可能というもの。世界最高峰の技術あってのこのシステムは、腕時計メーカーとしての品質の高さを感じさせるものとなっています。

3-3.購入制限

パテックフィリップの腕時計は、多くのモデルで購入制限が行われています。これは、オフィシャルショップでは1人につき2つ以上は同じ型番を購入できないというシステムです。
2020年2月より、ノーチラス、アクアノートという２つのモデルにおいて、同一型番の購入が不可能になっています。これにより、コレクションをしたいと言う人々は中古市場から購入するしかなくなり、相場が高騰していくのです。

3-4.流通量の少なさ

パテックフィリップの腕時計は、人気モデルであっても早々に生産が中止になってしま うことも多いです。また、メーカーがオークションで高額で買い取ることもあります。ブランドが流通量を制限することで、需要が供給を上回る状態を引き出し、価格を引き上げているのです。

3-5.長期的な円安

日本で外国産の腕時計の販売をする際には、為替が価格に影響を与えます。ここ10年ほどは円安トレンドであったため、輸入品の腕時計に価格の高騰が生じる傾向がありました。
ただ、こちらの要因に関しては今後変化していくことも予測されるため、状況が変わってしまう可能性もあるでしょう。

4.買取してもらう方法

価格が高騰しているパテックフィリップ。外に出る機会が減り、着用することが少なくなったことで、高く買取をしてもらいという方も多いのではないでしょうか。
ここでは買取方法についてご紹介いたします。

4-1.店舗との取引

店舗での買取は、最もメジャーな方法でしょう。高級腕時計の買取においては、信頼できる店舗と取引ができるということは大きなメリットになります。店舗まで赴いて買い取ってもらう方法もありますが、家に来て鑑定をしてもらう訪問買取という方法もあります。

4-2.個人との取引

フリマアプリは利用者も多いため、スピード感を持って売却ができる点がメリット。一方で、トラブルも付き物なのがフリマアプリ。梱包の際の映像、写真などを可能な限り残しておくのが大事です。

4-3.一括査定について

どういった方法で売却をするにしても、高い価格で売却をするために大事なのは比較することです。一括査定を用いれば、多くの業者に一括で査定を依頼し、その中で最も高い価格を付けた業者に買い取ってもらうこともできます。

5.パテックフィリップの時計の買取ならプレミアバリュー

一括査定のデメリットとして、時間がかかってしまったり、依頼をした後に営業の電話がかかってきてしまうことが挙げられます。
一方、プレミアバリューの一括査定を用いることで、そういったデメリットを消すことができます。プレミアバリューであれば営業電話がかかってくることは無く、最短で120分というスピード感で買取してもらえます。
買取を検討している方はぜひ一度、プレミアバリューの一括査定を利用してみることをお勧めします。

私がお客様の大切なお品物を責任を持って鑑定致します！

PREMIER VALUE 鑑定士並木

大手リユース業者の店長職を歴任。店頭に立ち続け、査定・販売した商品は10万点以上。2021年、PREMIER VALUE SHOP店長就任。 YouTubeチャンネル「プロ鑑定士鼻メガネチャンネル」にて最新の高級ブランド情報やアイテム、時計の魅力を発信しています。

子供の頃からブランド品や、宝飾品・時計が大好きでした。
大人になってからも高級ブランドの歴史や、商品の作りこみの高いこだわりなどに大変な魅力を感じ2010年、ついには仕事として専業者になりました。
今、まさにブランド買取・販売店が乱立し、サービス・価格に関しても均一化に進んでいます。
そうした中で私どもができること。それは、売りたい方から必要とされている方への大切な橋渡し。
新たなオーナー様の喜んで頂いているお顔を思い浮かべ、お品物を大切に扱い、笑顔の連鎖ができるように関わる全ての方へ感謝の気持ちで接する。
単なるブランドショップではなく、リユース・ブランド品販売を通じて社会貢献もできるよう志を持ち、日々鑑定しております。