2025.2.5

パネライの資産価値はどのくらい?人気モデルの相場も解説

出典:https://www.facebook.com/Panerai.Japan/

動く芸術とも呼ばれているパネライ社の時計は、タフでありながら上品な雰囲気を醸し出すデザインが魅力的です。イタリアで誕生した高級時計パネライの歴史を紐解くと、さらに価値に深みが増します。

現在はラグジュアリーウォッチとして認知されているブランドですが、代表的なコレクションはかつて、軍用時計として開発されたものでした。

資産運用として高級時計を購入する人も増えてきた現在、パネライの資産価値はどのくらいか気になりませんか?本コラムではパネライが人気を集めている理由や歴史、人気モデルの相場について解説しています。

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力強いケーススタイルが魅力的な「パネライ」

パネライ 資産価値

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インパクトあるサイズ感と厚みが特徴的なパネライですが、時計愛好家より支持されている理由はそのデザイン性だけではありません。

軍用でも使われていた時代があったほどの機能性や半世紀もの間、謎に包まれていた歴史に魅了される人も多く、長きに渡り愛され続けてきたのも理由です。

パネライが世界から注目されるきっかけとなったのは、それまでに無かった力強いケースデザイン。それまではケースは薄く、サイズもコンパクトなラグジュアリースタイルが主流だった高級時計界に新しい風を吹き込みました。

エレガントな時計が並ぶ中、ひときわ目につくデカ厚ケースの時計は高級時計のデザインは、当時とても画期的だったのです。

パネライ 資産価値

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パテックフィリップやロレックスと締結したり、イタリアで初めての通信販売事業に踏み切ったりと、代々受け継いできたそれぞれの経営者がパネライの名を確立させるためにさまざまな手腕を見せています。ほかブランドのエッセンスも取り入れながら、独自の成長を続けてきました。

次項では地位を確立させたあとも進化を続けるパネライの誕生や歴史、高級時計愛好家より長年にわたり愛される理由について紹介していきます。歴史やパネライの特徴を知ると、資産価値として注目されているのも納得です。

パネライの誕生と歴史

パネライは創業者のジョバンニ・パネライ氏により、1860年にイタリアのフィレンツェにて誕生しました。創業時の名前はOrologeria G.Panerai&Co.。当時は時計製造学校、時計販売店・修理工房を兼ねていました。イタリアが国として成立したのは、1861年ということを考えると深い歴史を持っているブランドであることがわかるでしょう。

パネライ 歴史

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創業当時はスイスから時計を輸入し修理や販売をしていたパネライでしたが、4代目のジュゼッペ・パネライ氏は兄弟に時計販売店・修理店を任せ、海軍の軍事開発に注力します。この期間も兄弟の確かな技術力によりスイス腕時計の代理店・修理店として成長を続けます。

しかし1970年代からイタリア海軍への納品をメインにしていた期間は機密事項として扱われていたため、世にパネライの名が広がることはありませんでした。

パネライの功績が日の目を浴びるようになったのは、軍事機密指定解除となった1992年以降。深い歴史を持つブランドではありますが、高級時計ブランドとして市場参入したのは1993年です。

これまでは軍用納品に力を入れていましたが、1993年に一般消費者に向けてラジオミールやルミノールをリリースしたことで、世間から注目される存在となりました。ファンドームグループの傘下に入ったのちに、活躍の場を世界に広げることとなります。

パネライ 資産価値

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2014年にはスイスのピエール・ア・ボットにファクトリーを設立し、開発や生産力をさらに高めることに成功したパネライ。複雑機構は現在も一人の技術者が最初から最後まで組み上げています。このこだわりがパネライの価値をより高めているのです。

パネライを代表するコレクションであるルミノールとラジオミールですが、実は夜光塗料の名称です。どちらもパネライ社が特許を取得しています。ルミノールとラジオミールの歴史だけではなく、ほかのコレクションのルーツを知ると、パネライの人気を支えている理由がわかるかもしれません。

飽きの来ないシンプルなデザイン

パネライ 資産価値

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ひと目見ただけでパネライの時計だとわかるほどに、個性的なデザインが特徴的です。サイズ感も大きくケースは厚いというごつさが時計愛好家の目にとまりました。インパクトある見た目でありながら、飽きること無く着用し続けられるシンプルさもパネライの魅力です。

しかしこのパネライのデザインも、一般消費者向けに発表した当時は苦戦を強いられました。コンパクトなサイズ感、薄型のケースデザインが流行していたためです。この逆境を跳ね返したのが1998年にスイスで開かれた新作時計展でした。

コンパクトできらびやかなモデルが並ぶなか、大きく厚みのあるパネライの時計はひときわめにつき注目の的となったのです。これを機にデカ厚(大きくて厚みのある)ブームを牽引することになります。

パネライ 資産価値

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2010年にはデカ厚ブームは落ち着きましたが、消えたわけではありませんでした。デカ圧デザインは高級時計デザインの中でも一つのジャンルとして確立されるようになったのです。

デカ厚でありながら着用すると腕になじみスタイリッシュに決まるパネライは、多くの人々の心をつかみました。シンプルながらも機能性や耐久性を高めるためのこだわりが多く詰まっています。

ミリタリーウォッチでありながらお洒落

現在はラグジュアリーウォッチとして知られているパネライですが、半世紀に渡ってイタリア海軍に納品していたミリタリー専門業者である時代もありました。海軍に納品していたのは時計に限らず、水深計やコンパス水中信号灯など多岐にわたります。

イタリア海軍のミッションを満たすために商品を開発し納品を続けていましたが、軍用需要が減少したのを機に腕時計市場に本格的に参入するようになります。一般販売向けに発表されたルミノール、ルミノールマリーナなどは今までになかったおしゃれな雰囲気漂うミリタリーウォッチとして唯一無二の存在感を放ちます。

パネライ 資産価値

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軍用製品を納めてきたという実績を生かした機能性・視認性の高さを保ちながら、おしゃれなのはパネライだからこそ実現できたのかもしれません。デカ厚デザインという新たなジャンルを確立しながらも、ムーブメントやデザインに一切の妥協を許さず進化を続けるパネライ。

視認性を高めるためのアラビア数字、防水性を高めるリューズプロテクター、そして耐久性を高めるために採用されたクッションケースは軍用の時計を作り続けてきたパネライの特徴そのものです。

多彩な自社製ムーブメントが展開されている

パネライ 資産価値

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イタリア海軍の専門業者として納品を続けていたパネライが、一般消費者に向けてリリースした時計の機能性やデザインのインパクトはとても優れたものでした。ブームを牽引しデカ厚デザインをひとつのジャンルとして定着させながらも、パネライは進化を続けます。

パネライの高い技術を知らしめるためにも、そしてデザインの自由度を広げるためにも力を入れるようになったのが、自社製ムーブメントの開発です。2002年にはスイスに工房を開設し自社製ムーブメント開発に力を入れることで、多彩なムーブメントを生み出すことになりました。

機械式時計のみを制作するパネライはただでさえ、時計メーカーの中でも珍しい存在です。2005年より自社製ムーブメントに切り替えることで、マニュファクチュール企業として世界から一目おかれるブランドとなりました。

002 P2002 2

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初めての完全自社製ムーブメントとしてリリースされたのが手巻き(Cal.P2002)です。GMT機能を採用することで、約8日間ものパワーリザーブを実現しました。ここからパネライはハイスピードで自社製ムーブメントを開発することとなります。

より高みを目指す探究心と、これまで培ってきた技術や歴史により作られた地位といえるでしょう。パネライが時計愛好家から長きにわたり注目されているのは、あくなき探究心により作られた多彩な自社製ムーブメントも理由のひとつです。

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パネライの人気を支える個性的なコレクション

パネライ 資産価値

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パネライを代表しているのが、ルミノールとラジオミールの2つのコレクションです。この2種類に加えてパネライらしさを感じられる人気コレクションを紹介します。

いずれも個性的なデザインばかりなので、資産価値として注目している人だけではなく高級時計の収集のためにパネライを探している人もぜひ参考にしてみてください。

ブランドの顔として人気を博す「ルミノール」

パネライ ルミノール

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パネライの顔として人気を博しているのが、1950年にリリースされたルミノールです。後に紹介するラジオミールに変わり採用されるようになったルミノールは、トリチウムを仕様した発光塗料です。

ルミノールを採用したのを機にラグとケースを同一金属ブロックから製造し、強度を高めました。さらにリューズを保護するためにプロテクターを取り付けることで10気圧防水から20気圧防水に進化します。

当時はアンジェリュス社のムーブメントを採用することで、約8時間のパワーリザーブを実現可能としました。これはパネライの特徴のひとつである、パワフルなパワーリザーブのルーツとも言えます。

パネライにも採用されているサンドイッチ構造はパネライを代表する技術です。文字盤を2重設計にして、下層には夜光塗料を施し、上層にはインデックスをくり抜いたプレートを採用することで視認性の高さを実現しました。

ルミノールはスタンダードなコレクションでありながら、パネライの顔として君臨し続けているだけではなく、幅広い時計愛好家より人気を集めています。先述しているようにルミノールはパネライを代表するコレクションのため、パネライを知るためにもチェックしておきましょう。

クラシックなスタイルが美しい「ラジオミール」

パネライ ラジオミール

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パネライの歴史や魅力を語るうえで外せないコレクションはラジオミールではないでしょうか。パネライ社の中でも伝統的なコレクションのひとつで、4代目ジュゼッペ・パネライ氏の代でリリースされました。

ラジオミールは当時イタリア海軍に向けて納品したコレクションです。水深10m付近の過酷な深海業務をになっている特殊部隊(ブラックシール)は、暗闇でも正確に時間がわかる視認性が高く、耐水圧性のある時計が必要であるというニーズに沿って開発された時計でした。

ルミノールと同様にラジオミールも、パネライ社が特許を取得した夜光塗料の名称です。ラジウムを粉末化した化合物により作られたラジオミールは暗闇の深海でも明るく発光するため、深海という過酷な状況下においても視認性を高めました。

1949年あたりまでは採用されていましたが、人体への悪影響が懸念されるようになり、ルミノールが開発されるようになります。

ラジオミールとルミノールは似ていますが、決定的な違いはリューズガードがついているかどうかです。ラジオミールにはリューズガードは採用されていません。しかし古き良きデザインが詰まったクラシカルなスタイルは、パネライのデザインのベースとして受け継がれています。

本格派ダイバーズウォッチ「サブマーシブル」

パネライ サブマーシブル

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パネライは代理店契約のあったロレックス社よりイタリア軍を通して、ロレックスの時計を仕入れていました。ロレックスのムーブメントをベースにして改良を加えることで、ラジオミールを採用したプロトタイプ Ref.2533の開発に成功。実用性の高いダイバーズウォッチが誕生しました。

のちにリリースされるルミノールのプロトタイプとなるのが、本格派ダイバーズウォッチとして人気を集めているサブマーシブルです。サブマーシブルはエジプト海軍用に制作されたというルーツを持つことから、エジプシャンとも呼ばれています。

ケースサイズは42〜47mmとパネライらしさはそのままに、30気圧防水など機能性の高さが評価されています。完成当時はアンジェラス製のムーブメントを採用したことで、8日間のパワーリザーブを実現させました。

のちに世界500本限定でエジツィアーノという名前で復刻リリースされましたが、完売しました。エジツィアーノのケースサイズは60mmと規格外だった点も注目を集めた理由のひとつと言えるでしょう。機能性はもちろんですが、クラシカルなデザインでありつつも近未来的な雰囲気が魅力的です。

男女問わず支持される薄型モデル「ルミノール ドゥエ」

パネライ ルミノール ドゥエ

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2016年に発表されたルミノールドゥエは歴史あるパネライの中でも、新しいコレクションです。デカ厚ブームを牽引してきたパネライですが、このルミノールドゥエは薄型デザイン。今までとは違ったデザインが世間に受け入れられ、さらにファンを増やしました。

イタリア語で「2」を意味しているドゥエ。デカ厚ブームが落ち着いてきたタイミングで、自社製ムーブメントやスリムデザインの開発を始めるようになったパネライの新しい時代の始まりと言えるのかもしれません。

ケースサイズは38~45mmと女性の手首にもエレガントに馴染みます。ルミノールドゥエの登場により、これまでは無骨さやワイルドさが特徴的だったパネライのイメージをがらりと変えることとなりました。

名前からもわかるように当コレクションは、パネライの歴史を語るうえでかかせないルミノールのデザインをベースにして作られています。これによりスタイリッシュなデザインが好きな新しい消費者だけではなく、長く愛用しているファンの心もしっかりと掴みました。

パネライの販売相場、買取相場

パネライ 資産価値

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パネライの歴史、魅力を知ると気になってくるのが販売・買取相場ではないでしょうか。海軍に向けて腕時計を制作していたという過去を持つだけあり、パネライの機能性はとても高いです。

暗闇でも正確な時刻がわかる視認性、インパクトありながらおしゃれで、ひと目でパネライとわかる個性的なデザイン。いずれにおいても時計愛好家の心をくすぐります。

パネライではフラッグシップモデルを中心にした復刻モデルを本数限定で販売しています。世界中にファンがいるため本数限定でリリースされたモデルは希少価値が高く、販売・買取価格いずれにおいても高値で取引されることも。狙っているモデルがあれば、定期的に販売店をチェックすることが必要となるでしょう。

また中古販売されているものはネガティブなイメージを持たれることもありますが、高級時計においては価値を高める要素のひとつです。とくにパネライなど歴史のあるブランドにおいてはヴィンテージ、もしくはアンティークと評価され希少価値を高めます。

唯一無二の個性を持ちながらスタイリッシュなパネライは流行に左右されず着用可能です。続いてパネライの販売相場や買取相場について解説していきます。

パネライはどれくらいで買える?

パネライで取引されることが多いコレクションはルミノールとラジオミールです。限定モデルもリリースされているため、正規店では完売しているモデルも多く存在しています。正規店で入手できないコレクションにおいては中古のほうが高値で取引されている可能性が高いです。

1997年よりも前に製造されたものはプレヴァンドームとも呼ばれ、希少価値が高いことから高額で取引されています。パネライ「プレヴァンドーム」Ref.5218-201/Aは1993〜1997年の数年間で889本のみ生産された稀少モデル。シルベスター・スタローンが劇中だけではなくプライベートでも愛用したことでより注目され688万円(税込)前後で取引されています。

パネライ公式サイトで販売されているモデルの「ラジオミール オフィチーネ」Ref.PAM01383が74万8,000円(税込)から販売されています。中古では49万6,000円(税込)前後が販売相場の目安です。

モデルによって大きく差がありますが、46万3,000円〜209万1,000円(税込)まで幅広い金額で取引されています。場合によっては正規店で購入したほうが安い場合があるため、狙っている限定販売モデルがあればチャンスを逃さないようにしましょう。

パネライはどれくらいで売れる?

デカ厚ブームを作っただけではなく、ひとつのジャンルとして確立させたパネライの貢献度は高いです。軍事用の時計を長年制作してきた高い技術力やインパクトあるベゼルデザインは多くの時計愛好家を魅了します。

ファンが多いということは資産価値が今後も高まる可能性があるということです。完売している本数限定モデルにおいては希少価値も高いため、買取価格も期待できるでしょう。少しでも買取価格を高めるために外箱や保証書はもちろんのこと、ラバーストラップなどの付属品などもきれいに揃えた状態で査定に出すのがおすすめです。買取額アップのキャンペーン中や6月・12月などのボーナス期は査定額が期待できるチャンスとなります。

買取価格の相場は40万円〜100万円(税込)が一般的です。「ルミノールマリーナ」Ref.PAM0005やRef.PAM00104などは40万円から取引されています。パネライにおいて初めて完全自社製キャリバーを搭載した「ルミノール 1950 8デイズ GMT」Ref. PAM00233は高値で取引されている傾向です。

アプライドインデックスや金の秒針を採用したゴージャスなデザインが特徴的な「ルミノールマリーナK18WG」Ref.PAM00180は120万円(税込)で取引されています。

パネライの人気モデル5選

スイスで生まれた高精度技術とイタリアより取り入れられたおしゃれなデザインが親和したパネライは、世界中の時計愛好家より支持されているラグジュアリーブランドです。希少価値の高いモデルも多いため、今後も注目されるブランドであることは間違いないでしょう。

資産価値としてパネライに注目しているのであれば、人気モデルは押さえておくのがおすすめです。本数限定でリリースされるものや製造終了したものであれば、入手も難しくなります。入手困難なモデルに関してはこまめに販売店をチェックしておくこと、見つけたときにはすぐに購入を決意するのもおすすめです。

フラッグシップモデルは後継モデルがリリースされています。後継モデルによっては仕様変更が行われているものもあるため、同じモデルでも販売価格や買取価格の相場が変わってくるため合わせてチェックしておくと安心です。

次にパネライの人気モデルを紹介します。それぞれのモデルにおいて変化する価格相場も合わせて解説しているため、ぜひチェックしてみてください。

パネライ ルミノール マリーナ PAM01312

パネライ ルミノール マリーナ PAM01312

2016年にリリースされたパネライ「ルミノールマリーナ」Ref. PAM01312は、同モデルのRef. PAM00312の後継です。ルミノールの中でもベーシックなデザインであることから、パネライでもトップクラスの人気を誇ります。

パワーリザーブは約72時間、30気圧防水とベーシックなデザインでありながらタフさも兼ね備えています。2020年に仕様変更が行われシースルーバッグからメタルバッグになった「ルミノールマリーナ」Ref. PAM01312。初期に製造されたものにしか仕様されていないシースルーバッグは希少価値が高まっています。

パネライの公式サイトにおいてのメタルバッグル仕様の販売価格は132万円(税込)ですが、シースルーバッグ仕様のメーカー小売価格は913万円(税込)です。中古価格の相場は58万4,936円〜108万4,980円(税込)で相場が高いのはシースルーバッグだったりベルト素材がアリゲーターだったりとさまざまです。買取価格は50万円〜63万円(税込)で取引されています。

現在も販売されているメタルバッグ仕様のモデルの価格は比較的落ち着いています。ベルト素材が特殊であったり、シースルーバッグであったりすると買取価格も期待できるでしょう。

パネライ ルミノール クアランタ PAM01370

パネライ ルミノール クアランタ PAM01370

続いて紹介するパネライ「ルミノールクアランタ」Ref. PAM01370。クアランタとはイタリア語で40を示します。名称の通りケースサイズは直径40mmと幅広いスタイルに馴染みやすい仕上がりです。ルミノールシリーズの中でももっともコンパクトなケースサイズとなっています。

コンパクトなサイズでありながら機能性を高めるリューズプロテクターがパネライらしさを演出します。文字盤は手首をエレガントに演出する深みのあるブルーも特徴的です。前モデル(Ref. PAM01270)ではカーフストラップでしたが、Ref. PAM01370ではカウッチュー(ラバー)ストラップを採用しています。ワンタッチでストラップ変更が可能となったことで、着用時の楽しみ方が広がりました。

パワーリザーブは約72時間と約3日間持続、10気圧防水が備わっているため日常生活において気兼ねなく仕様できます。公式サイトにおいての販売価格は117万7,000円(税込)です。中古になると83万8,000円〜94万8,000万円(税込)が相場となっています。

買取価格においては店舗へ要相談となります。良い状態を保つこと、外箱やギャランティーカードを保管しておくことが高価買取の第一歩です。

パネライ ラジオミール オフィチーネ PAM01385

パネライ ラジオミール オフィチーネ PAM01385

パネライ「ラジオミールオフィチーネ」Ref. PAM01385は2023年にリリースされた新作モデルです。1935年にリリースされたラジオミールのプロトタイプに敬意を表して制作された同モデルは、2023年10月に限定300本のみパネライ公式サイトにおいて販売されました。

9時の位置にスモールセコンドだけを施し、シンプルに仕上げたマッドブラウンの文字盤はとてもシンプル。パネライの原点にかえったかのような無駄のないデザインです。エイジングされたかのようなインデックスはよりクラシカルな雰囲気を醸し出します。

マッドブラウンの文字盤が映えるように、ストラップはブラウンのスエードを採用しています。無駄をなくしたシンプルなデザインですが、ケースサイズは45mmとインパクトは抜群です。

パネライの公式サイトの販売価格は81万4,000円(税込)ですが、限定発売ということだけあり、中古価格では相場が高くなっています。中古価格では85万8,000円〜95万4,800円(税込)が相場の目安です。希少価値が高まることが懸念されるため、買取価格はあまりオープンにされていないようです。

パネライ サブマーシブル PAM02683

パネライ サブマーシブル PAM02683

2022年リリースとパネライの中でも比較的新しいモデルのひとつである「サブマーシブル」Ref. PAM02683は、Ref. PAM01682のマイナーチェンジモデルです。前モデルとデザインにあまり差はありませんが、付属ストラップにリサイクルペットを採用しています。環境への配慮にも力を入れているパネライのこだわりを感じさせるモデルです。

同ブランドを代表するダイバーズウォッチ、サブマーシブルらしく30気圧防水が搭載されています。これまでサブマーシブルシリーズはケースサイズが大きいと感じていた人も使いやすい直径42mmというサイズもRef. PAM02683の特徴のひとつ。インデックスとスケルトンの針には夜光塗料が施されているため、夜間でも高い視認性を保ちます。

パネライ公式サイトでは158万4,000円(税込)で販売されています。新品では122万〜135万(税込)、中古では89万8000円〜110万9,000円(税込)の相場で取引されている傾向です。人気モデルだけありソールドアウトとなっている販売サイトも少なくありません。需要が高いモデルは買取価格も期待できるでしょう。

パネライ ルミノール ドゥエ PAM01508

パネライ ルミノール ドゥエ PAM01508

パネライの中でもケースが薄型のコレクションのルミノールドゥエの新作ということで、注目する愛好家も少なくないパネライ「パネライルミノールドゥエ」Ref. PAM01508。同コレクションの2024年の新作です。

サイズケースは直径38mmと男女問わずスタイリッシュに着用できる点が魅力です。サテンカーフ製のセカンドストラップが付属されているため、エレガントさを演出したいときにもおすすめ。金色の針がサンブラッシュダイアルを引き立て、より洗練された印象に仕上げます。

「ルミノールドゥエ」Ref. PAM01508のこだわりは、従来のデザインを忠実に再現しただけではありません。腕にさりげなく馴染むようにブレスレットをテーパードさせ、快適な付け心地を実現しました。

販売価格の相場は99万8,000円〜118万8,000円(税込)です。新作というだけあり公式サイトとの販売価格にあまり差がありません。買取価格の相場はまだ新作のため、今後の人気具合などによって変わってくるでしょう。

前作を高い技術力でブラッシュアップしたRef. PAM01508は、パワーリザーブ約72時間とパネライらしいタフさは健在です。

時代に合わせ進化を続けるパネライの時計

イタリアのフィレンツェで誕生したパネライ。イタリア海軍専門業者としてニーズに合わせた製品を納品し続けることで、技術を磨いてきました。のちに世に発表したラジオミールやルミノールはブームを牽引するまでの代表作です。

自社製ムーブメントの制作や新しいデザインの採用など、時代に合わせた進化を続けています。パネライの進化は衰えることなくブランド価値を高め、今後も資産価値として注目され続けるでしょう。

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この記事では、パネライの資産価値や販売相場、買取相場について紹介しました。最後にパネライ買取に関するよくある質問を掲載します。

パネライを高価買取してもらう方法は?

パネライ買取をご希望の方は、プレミアバリューの一括査定サービスの利用がおすすめです。ブランドに合わせて専門業者を厳選しており、最大80社から見積もりをとれます。ロレックスの専門家が価格交渉をサポートしますので、高額買取が簡単に実現できます。

パネライの買取相場はどのように決まっている?

ジャガールクルトの買取相場は時計業界向けオークションの価格を基準に、各店舗の鑑定士が価格を決めています。横の繋がりが強い業界であるため、市場価格から乖離した買取査定金額を設定することはありません。過去実績の詳細については、パネライ買取実績をご覧ください。

買取価格アップするためのコツは?

パネライの高価買取を実現するためには、「購入時の付属品の保管」「コンディションの管理」「需要の高まるタイミングの確認」を意識することが重要です。リセールを視野に入れている場合は、購入時から上記を視野に入れ、時計を大切に扱いましょう。

私がお客様の大切なお品物を責任を持って鑑定致します!

鑑定士 並木

プレミアバリュー 鑑定士並木

大手リユース業者の店長職を歴任。店頭に立ち続け、買取・販売した商品は10万点以上。2021年、プレミアバリュー SHOP店長就任。 YouTubeチャンネル「プロ鑑定士鼻メガネチャンネル」にて最新の高級ブランド情報やアイテム、時計の魅力を発信しています。

子供の頃からブランド品や、宝飾品・時計が大好きでした。
大人になってからも高級ブランドの歴史や、商品の作りこみの高いこだわりなどに大変な魅力を感じ2010年、ついには仕事として専業者になりました。
今、まさにブランド買取・販売店が乱立し、サービス・価格に関しても均一化に進んでいます。
そうした中で私どもができること。それは、売りたい方から必要とされている方への大切な橋渡し。
新たなオーナー様の喜んで頂いているお顔を思い浮かべ、お品物を大切に扱い、笑顔の連鎖ができるように関わる全ての方へ感謝の気持ちで接する。
単なるブランドショップではなく、リユース・ブランド品販売を通じて社会貢献もできるよう志を持ち、日々鑑定しております。

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