2026.7.5
出典:https://www.facebook.com/chanel/photos
シャネルは世界中で愛されるラグジュアリーブランドですが、人気の高さゆえに偽物も多く出回っています。
本記事では、シャネルの真贋を判断する際に役立つポイントをアイテム共通の視点とアイテム別の視点に分けて詳しく解説します。
売却や購入を考えている方はぜひ参考にしてみてください。
まずは、バッグや財布、ジュエリーなどジャンルを問わず、シャネルのアイテム全般に共通して確認できるポイントを紹介します。
シャネルを本物かどうか見極める際はロゴのフォントに注目しましょう。
本物は「CHANEL」の文字が均一な太さで、文字間隔も均等に整っています。
文字を一つひとつ細か見ると、本物は以下のような特徴があります。
・「C」:右側の切り口が斜めに入っているか、楕円形ではなく真円に近いか
・「H」:縦線が上の方が短く、下の方が長いか
・「A」:先端が尖らず、平らになっているか
・「E」:真ん中の横線が下の線より少し短くなっているか
シャネルではギャランティーカードが2015年(日本においては2021年)に廃止されており、RFIDタグに移行しています。
そのため、それ以降に製造された製品にギャランティーカードがある場合やRFIDタグがついていない場合は、偽物の可能性が高いです。
ギャランティカードが付属していた時代のチェックポイントとしては、以下のような点が挙げられます。
・桁数が7桁~9桁になっているか
・「1」に下線があるか
・数字のフォントがゴシック体か
・英文の「ty」が引っ付いているか
・日本語に違和感がないか
・透かしが綺麗に見えるか
・しっかりとした硬さがあるか
・ブラックライトを当てたときに一行だけ光るか
本物のギャランティーカードの「1」は「1」のように下部に下線があり、数字のフォントは全てゴシック体で統一されています。
また、英文内の「quality」の「ty」の文字が引っ付いて表記されているのも本物の特徴です。
また、ギャランティーカードのシリアルナンバーの横にある透かしにも注目しましょう。
本物の透かしは見る角度によってココマークが浮き出たり消えたりしますが、偽物は角度を変えても同じ見え方の場合がほとんどです。
本物のギャランティカードは厚みのある高品質な紙が使われており、印字も鮮明で均一です。偽物ではカードの紙質が薄かったり、印字がかすれていたりすることがあります。
ただし、シャネルは2021年頃からギャランティカードの廃止を進めており、現在は新品での同梱がなくなっています。
そのため、2021年以降に製造されたアイテムにギャランティカードが付属している場合は、年代と整合性が取れているかどうかも合わせて確認することが大切です。
シャネルのアイテムにはシリアルシールやブティックシールが貼られているものがほとんどであるため、その有無がまず真贋を判断するためのポイントになります。
本物であっても稀に剥がれていることがありますが、その強い粘着力によって剥がれた跡が残っているため、必ず念入りに確認してみましょう。
本物のシリアルシールであれば、ブラックライトを当てると「CHANEL」の文字が赤く光りますが、年代によって「CHANEL」の文字がない場合もあります。
数字の「1」はギャランティカードと同じように、本物には下部に下線があり、「0」は斜め線が入っています。
ブティックシールはゴールドとシルバーの2つのみで、購入店を表すシリアルと日付はスタンプで押されているため、手書きの場合には注意が必要です。
シャネルの金具から真贋を見極める際は、以下のポイントに注目してみましょう。
・重みがあり、光沢が不自然にギラついていないか
・マイナスネジが使われているか
・ファスナーはEP社製のものが使われているか
・メッキにムラがないか
シャネルの本物は金具の質感が非常に高く、ずっしりとした重みと滑らかな光沢があります。
ファスナーはEP社製で、開閉時の引っかかりや抵抗感がほとんどありません。
偽物では金具が軽かったり、表面にムラのある塗装が施されていたりすることがあります。
ネジはマイナスネジに統一されているため、プラス型のネジが使われていたり、ネジの向きがバラバラだったりする場合は偽物の可能性が高いです。
また、金具に「CHANEL」の刻印がある場合は、その文字がつぶれていないか、雑さがないかもチェックしてみましょう。
シャネルのチェーンバッグは、チェーンの中に革が通されているデザインが特徴的です。
本物はチェーンと革の縫い目が均一で美しく、仕上がりが非常に丁寧です。革の幅も一定で、チェーンとのバランスが整っています。
偽物では縫い目が不揃いだったり革がよれていたりと、チェーンと革の編み方に統一感がないケースもあります。
意外と有効なチェックポイントのひとつがニオイです。
本物のシャネルは上質な革や高品質な素材が使われているため、素材本来のニオイがします。
バッグや財布であれば、良質なレザーの香りがするのが本物の特徴です。
一方、偽物は低品質な合成皮革や接着剤が使われているため、化学的な刺激臭やビニールのような独特のニオイがすることがあります。
実際に手に取って確認できる場合は、ニオイも一つの判断材料にしてみてください。
全アイテム共通のチェックポイントに加えて、アイテムごとに特有の確認箇所もあります。
ここでは、バッグ・財布・ジュエリー・ノベルティに分けて、それぞれの見分け方を紹介します。
バッグを確認する際は、ブランドロゴと金具を重点的にチェックしましょう。
本物のロゴは均等に配置されており、縦横のバランスが崩れていることはありません。
「ココマーク」の交わる部分に不自然な切れ込みが入っている場合は、偽物を疑ったほうが良いでしょう。
本物の金具は重厚感があり、長年使用しても変色しにくい高品質な素材が使われています。
偽物は使い始めてすぐに金具の塗装が剥がれることもあるため、金具の表面状態や不自然なギラつきなども見逃さないようにしましょう。
財布の場合は、内側に貼られているシリアルシールを念入りに確認しましょう。
本物のシリアルシールはホログラム加工が精巧で、見る角度によってマークが浮き出たり消えたりします。
また、本物はシリアルナンバーの上に2つのココマークがありますが、偽物のなかには1つしかないものもあります。
シャネルのジュエリーには、アイテムの見えにくい箇所に「CHANEL」の刻印やココマークが入っています。
本物の刻印は非常に繊細で精密であり、文字の輪郭がくっきりとしていますが、偽物は刻印が浅く文字がつぶれていたり、逆に深すぎて粗く見えたりすることがあります。
また、ジュエリーの素材感も確認ポイントです。
本物は金属の重みとなめらかな質感が感じられますが、偽物は軽すぎたり表面がざらついていたりすることがあります。
シャネルのノベルティ(非売品)も偽物が出回ることがあるため、まずはブランドロゴを確認し、印字が不鮮明で一部が消えているものは偽物を疑ったほうが良いでしょう。
素材については、本物のノベルティであっても一定以上の品質が保たれており、チープな合成繊維などは使われていません。
縫製の丁寧さも重要な確認ポイントであるため、ステッチが均等でほつれがなく、縫い目の間隔が整っているかどうかを見てみましょう。
ノベルティは正規品と偽物の判別が難しいケースもあるため、購入の際は信頼できる販売元から入手することが大切です。
偽物を掴まされないようにするには、どこで購入するかも非常に重要です。
ここでは、安心してシャネルを購入するためのポイントについて紹介します。
最も確実な方法は、シャネルの公式ブティックや正規販売店、公式オンラインストアで購入することです。
正規ルートであれば偽物が混入することはなく、保証やアフターサービスも受けられるため安心して購入することができます。
価格は定価となりますが、本物であることが確実であり、品質保証も受けられます。新品をお探しの方は、まず正規店や公式サイトでの購入を最優先にすることをおすすめします。
中古品や廃盤品を探している場合は、実績豊富なブランド品専門の二次流通店(リユースショップ)を利用するのがおすすめです。
信頼性の高いリユースショップでは、専門の鑑定士が真贋鑑定を行っており、偽物の販売リスクが大幅に少なくなっています。
鑑定書や保証書を発行しているショップも多く、実店舗であれば実際にアイテムを手に取って確認できるため、より信頼性が高いといえるでしょう。
フリマアプリやネットオークションは価格が割安なことも多く、非常に魅力的です。
しかし、個人売買ではアイテムの真贋を保証する仕組みが整っていないため、偽物を掴んでしまうリスクが高くなっています。
出品者が意図せず偽物を出品しているケースもあり、購入後のトラブルにつながることも少なくありません。
どうしても個人売買を利用したい場合には、本記事で紹介したチェックポイントをしっかりと確認した上で判断するようにしましょう。
また、商品写真を複数角度から提供してもらい、不明点は購入前に問い合わせることが大切です。
シャネルの真贋を判定するポイントは多岐にわたるため、「結局どこを見ればいいの?」「ギャランティカードがあれば安心?」といった疑問が浮かんだ方も多いかもしれません。
そこで、この記事を読んだ方が特に迷いやすいポイントや、改めて確認しておきたいポイントをQ&A形式でまとめました。
購入や売却の前に、ぜひ最終チェックとしてご活用ください。
「CHANEL」の文字の太さや間隔の均一さに加え、個々の文字の形状が最も重要なポイントです。
特に「C」の切り口が斜めになっているか、「A」の先端が平らになっているか、「H」の縦線の長さが上下で異なるかどうかを確認しましょう。
また、ダブルCマーク(ココマーク)は左側の「C」が右側の「C」の上に重なっているかどうかも必ずチェックしてください。
ギャランティカードの有無だけで本物と判断するのは危険です。
シャネルは2015年(日本では2021年)にギャランティカードを廃止してRFIDタグへ移行しています。
つまり、それ以降に製造された製品にギャランティカードが付属している場合は、偽物を疑ったほうが良いでしょう。
付属している場合は、桁数・フォント・透かしなど、カード自体の真贋もあわせて確認することが大切です。
はい、本物であればシリアルシールとギャランティカードのシリアルナンバーは一致しています。
番号が異なる場合は、カードやシールのどちらかが別のアイテムのものと差し替えられている可能性があるため、偽物である可能性が極めて高いです。
なお、数字の「1」に下線があるか、「0」に斜め線が入っているかなど、数字の形状もシールとカードで共通して確認しておきましょう。
どうしても個人売買を利用する場合は、ロゴの文字形状・金具のマイナスネジ・シリアルシールのホログラム加工・ニオイの4点を最低限確認するようにしましょう。
ただし、個人売買は真贋を保証する仕組みがないため、できる限り鑑定士が在籍するリユースショップの利用が安心です。
シャネルの本物と偽物を見分けるには、ブランドロゴ、ギャランティカード、シリアルシールのホログラム、金具の質感、素材のニオイなどを総合的に確認することが重要です。
また、バッグ・財布・ジュエリー・ノベルティそれぞれに固有のチェックポイントがあるため、アイテムに応じた確認も欠かせません。
安心してシャネルを購入するためには、正規販売店や公式オンラインストアの利用がベストです。
中古品を検討する場合は、鑑定実績のある信頼性の高いリユースショップを選ぶようにしましょう。
私がお客様の大切なお品物を責任を持って鑑定致します!
プレミアバリュー 鑑定士並木
大手リユース業者の店長職を歴任。店頭に立ち続け、買取・販売した商品は10万点以上。2021年、プレミアバリュー SHOP店長就任。 YouTubeチャンネル「プロ鑑定士鼻メガネチャンネル」にて最新の高級ブランド情報やアイテム、時計の魅力を発信しています。
子供の頃からブランド品や、宝飾品・時計が大好きでした。
大人になってからも高級ブランドの歴史や、商品の作りこみの高いこだわりなどに大変な魅力を感じ2010年、ついには仕事として専業者になりました。
今、まさにブランド買取・販売店が乱立し、サービス・価格に関しても均一化に進んでいます。
そうした中で私どもができること。それは、売りたい方から必要とされている方への大切な橋渡し。
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