2024.8.21
出典:https://www.alange-soehne.com/jp-ja/
ドイツ発祥の高級時計ブランド「ランゲ&ゾーネ」。創業者の強いこだわりと現代まで受け継がれている高い技術力や精度により創られた数々のコレクションは時計玄人からも愛されています。
コレクションのひとつとしてだけではなく、資産価値としてランゲ&ゾーネに注目している人も少なくありません。今後も希少価値が高まることが考えられるランゲ&ゾーネの歴史や特徴についてや人気モデルのほかに、価格相場について解説します。
世界5大ブランドのひとつであるランゲ&ゾーネ。ほかの4つのブランドはスイス発祥とされている中、ランゲ&ゾーネだけはドイツで誕生しました。伝統を守り妥協することなく生み出した作品はファミリーと呼ばれ、時代を超えて愛され続けています。
一度は名前が消えかけるという歴史を乗り越えた同ブランドは、今後の時計史にも名を刻むことになるであろう様々な名作を生み出しています。
時計玄人に愛されているだけではなく資産価値として注目され始めているランゲ&ゾーネの妥協なき名作たちは、ほかのブランドの追随を許しません。
長きにわたり愛され続けている同ブランドの魅力について解説します。
ドイツ特有の哲学や高い品質を持ち合わせたランゲ&ゾーネも、創立から現在まで順風満帆とはいきませんでした。現在の地位では考えられませんが、過去にはブランド消滅の危機があったのです。
ランゲ&ゾーネの創立者であるアドルフ・ランゲは時計師グートケスのもとで修行を積み、時計造りを学びました。時計工房を立ち上げるための融資を訴え続け、雇った15人に若者を時計師に育てることを約束し融資に成功します。
融資後にグラスヒュッテに移り住み工房を立ち上げたのが、ブランド設立の始まりです。事業は成功し、グラスヒュッテは時計産業の中心地となりました。同ブランドの時計は貴族からも評価が高く、高級感が楽しめる時計として注目されました。
しかし1945年に危機が訪れます。終戦前夜に空襲を受け本社社屋が破壊されたのです。本社社屋を再建しますが、東ドイツ政府に取り上げられブランドそのものが消滅してしまいました。
のちに、西ドイツに亡命していたウォルター・ランゲがドイツ統一後にランゲ&ゾーネの復興に成功します。いくつかの危機を乗り越えたというこの歴史も愛される理由のひとつなのかもしれません。
時計と言えばスイスというイメージが強いですが、ドイツ時計も注目を集めています。創業者が当時からこだわっていたことのひとつがムーブメント設計です。
経年劣化による影響を受けづらく、誰が調整しても品質にばらつきが無いムーブメントを目指し20年かけて創られたのが3/4プレートでした。
この3/4プレートは現在も採用されています。「完璧な時計」を追求しているランゲ&ゾーネは、機械による大量生産が一般的な流れとなっている現代も組み立てや仕上げまで全て手作業で行っています。1つの時計を生み出すためのコストや手間、使用する素材に一切の妥協を許しません。
さらにランゲ&ゾーネがこだわっているのが、完全なマニュファクチュールである点です。設計や組み立てだけではなく、部品やムーブメントの製造も全て自社で行っています。
ほとんどのブランドが様々なモデルに対して同じムーブメントを採用している中、1モデル・1ムーブメントを徹底している点もランゲ&ゾーネの特徴といえるでしょう。この強いこだわりこそが、時計玄人より愛されている理由です。
グラスヒュッテはドイツ時計の聖地です。グラスヒュッテ時計を名乗るために必要な条件がいくつかありますが、代表的なものが「50%以上の部品がグラスヒュッテ内で創られていること」「スワンネック緩急針をムーブメントに使用していること」「3/4プレートを採用していること」などが挙げられます。
こだわりのムーブメントと美術品のようなデザイン性、グラスヒュッテ様式を用いていることがランゲ&ゾーネのポイントといえるでしょう。ホコリなどを防ぎ堅牢度を高めた3/4プレートを採用し、ゴールドシャトン留めを施すなど見えない部分の美しさを徹底していることがグラスヒュッテ様式の魅力です。
素材に洋銀を採用し、職人によるエングレービングを施している点もグラスヒュッテ様式の特徴となります。
グラスヒュッテ様式の特徴のひとつであるエングレービング。エングレービングとは銅版画に用いられる技法のひとつであり、グラスヒュッテの伝統技術です。職人の個性が現れるエングレービングが施されてる点も、ランゲ&ゾーネの希少価値を高めています。
高度な装飾が施されているエングレービングを見れば、誰が彫ったかわかるほど職人のこだわりが詰まっています。この装飾を文字盤だけではなく、表面には見えないムーブメントに採用している点はランゲ&ゾーネの強いこだわりを感じさせます。
ランゲ&ゾーネの歴史やこだわりのムーブメント、芸術品のような美しさは質の良いものを多く見てきている著名人や芸能人の心も惹きつけます。時計愛好家として知られている映画監督クリント・イーストウッドさんはランゲ1のRef.101.032を、ハリウッド俳優として第一線で活躍しているブラッド・ピットさんはランゲ1タイムゾーンのRef.116.032を着用していることでも知られています。
国内では高級時計のコレクターの矢作兼さんがランゲ1Ref.191.032の愛用者です。国内外問わず数々の著名人や有名人が愛用していることも、ステータス性や資産価値を高めている理由として考えられます。
時計界においてドイツ発祥では唯一、世界五大ブランドのひとつとして名を連ねるランゲ&ゾーネは、需要が高まりつつあります。
しかし先述しているように全てをマニュファクチュールであることを徹底し、機械を使った大量生産をせずに手作業でこだわりの時計を生み出している点から、需要と供給のバランスが取れていません。
今後も資産価値は高まることが予想されるでしょう。1モデル・1ムーブメントを採用していることや、職人によって個性が出るエングレービングも希少価値をますます高めます。
次にモデルごとに変化するランゲ&ゾーネの販売相場や買取相場を紹介します。高級時計の相場は日々変化するため、販売及び買取を考えている際にはこまめにチェックしいくつかの専門店と見比べてみるのがおすすめです。
著名人や有名人でも愛用者が多いモデルであるランゲ1。ランゲ&ゾーネの復興の象徴ともなるランゲ1は、ランゲ&ゾーネが再出発したあとに初めて発表されたコレクションのひとつです。グラスヒュッテ様式を取り入れたランゲ1は、同ブランドの代表作といっても過言ではありません。
リリースされた当時からほぼ完成形に近い状態だったランゲ1は、誕生から約20年以上も経過した現在もデザインがほとんど変わっていないのです。ランゲ&ゾーネを象徴するランゲ1シリーズでも、様々なコレクションが存在しています。
数々のコレクションに共通しているのが、視認性の高い大きい文字盤と3/4プレートの搭載、エングレービング装飾です。ランゲ1の販売相場と買取相場を紹介しているので、資産価値として注目している際にはぜひ参考にしてみてください。
時分針はオフセンター、アウトサイズライド、レトログラードのパワーリザーブを持ち合わせているランゲ1は、ランゲ&ゾーネのアイコンとも言える代表的モデルです。
このランゲ1だけでも様々なコレクションが発表されています。コレクションによって販売相場が変わることはもちろんのこと、時期によっても変動するためこまめにチェックしておきましょう。
シンプルなランゲ1の文字盤デザインに立体的なラグがアクセントとなっているマスターピースランゲ1は、2015年にムーブメントをCal.L121.1に変更しケースの厚みを薄くすることで、より機能的にスタイリッシュに仕上げています。価格相場は610万5,000円(税込み)です。
ランゲ1をサイズアップすることで存在感をより醸し出したグランドランゲ1の価格相場は475万8,000円〜863万5,000円(税込み)と幅広く設定されています。
グランドランゲ1の中でも122. 6年で1日しかずれないという高い精度を誇るムーンフェイズが搭載されているモデルが高値になる傾向にあります。著名人が多く愛用するランゲ1タイムゾーンの価格設定は要お問い合わせと表記されることが多いです。
ランゲ1の基本モデルであるRef.191.032は定価447万7,000円(税込み)ですが、230万円(税込み)前後で取引されている傾向にあります。グレーの文字盤がシックな印象を与えるRef.101.030は178万円〜198万円(税込み)が買取相場となっています。
ランゲ&ゾーネの中でも多くのコレクションを生み出しているランゲ1は、買取価格も幅広く設定されているのが実情です。
ランゲ1タイムゾーンになると買取価格は高くなり、343万7,500円〜451万5,500円(税込み)で取引されている傾向にあります。人気のあるピンクゴールド素材は、買取価格が期待できます。需要に対しての供給数は圧倒的に少ないため、今後も買取価格は高くなる可能性があるでしょう。
ランゲ1と並んでランゲ&ゾーネを代表するモデルとなっているのがサクソニアです。その証として同ブランド発祥の地であるザクセン州にちなんでモデル名をつけています。サクソニアは、できる限り無駄を無くしたシンプルなデザインだからこそ映えるゴールドとプラチナ素材が魅力的です。
2018年にはサクソニアアウトサイズデイトが登場しました。元祖であるサクソニアのシンプルなデザインを残しながら、デイト表示も取り入れられています。知名度が高まりつつあるランゲ&ゾーネですが、各モデルの中でも入手しやすいのがサクソニアです。
まずはいま注目されているドイツ製の高級時計を入手したいと考えているときには、サクソニアからチェックしてみるのも良いでしょう。
視認性の高いドレスウォッチとして重宝されているサクソニアは、ランゲ&ゾーネの中ではリーズナブルな価格でありながら様々なコレクションを抱えているモデルのひとつです。華やかなデザインが苦手な人はぜひ注目してみてください。
ランゲ&ゾーネのサクソニアの販売相場は幅広い価格で取引されています。各コレクションの垣根を超えてまとめると、198万円〜1,278万円(税込み)が相場です。シンプルなデザインが魅力的なサクソニアは、同ブランドの中でも入手しやすい価格設定にはなっています。
しかし人気コレクションになると、当然ながら価格は高くなります。基本的にはスモールセコンドが搭載されているサクソニアですが、それを省いたデザインが特徴的なサクソニアフラッハは中古でも229万8,000円(税込み)が販売相場です。
スモールセコンドとデイト表示が搭載され、より機能性が高まったサクソニアアウトサイズデイトブラックは、378万円(税込み)前後で販売されています。
ランゲ&ゾーネの高い技術力が象徴されるサクソニアRef.404.032は1,278万円(税込み)にもなります。ダブルスプリットが特徴的な同コレクションのシースルーバックから見えるのは465個のパーツにより創られた高性能のムーブメントです。
サクソニアの買取相場も幅広く設定されています。ケース直径38.5mm・厚み7.8mmと着け心地が軽いことが魅力的なRef.380.027は173万円〜193万円(税込み)。ホワイトゴールドのケースと、文字盤のホワイトという洗練されたカラーの組み合わせが、付けるシーンを選ばないため幅広い世代からの需要があるコレクションです。
より審美性にこだわったシンプルさが人気を集めているサクソニアフラッハは定価264万円(税込み)ですが、買取相場は110万円(税込み)前後で取引されている傾向にあります。
ピンクゴールドのケース素材とシルバーの文字盤が上品な雰囲気を醸し出すサクソニアRef.216.032は144万1,000円(税込み)で買取されています。
比較的高値で買取される傾向にあるのが、2タイム表示が特徴的なサクソニアデュアルタイムです。このコレクションに関しては238万円(税込み)前後が買取相場となっています。
ランゲ&ゾーネの象徴となるランゲ1、シンプル性を追求したサクソニアとは違った魅力を醸し出しているのが1815です。インデックスにアラビア数字を採用している点やブルーの針、外周のデザインが特徴的な1815は個性的なドレスウォッチを探している人から注目を集めています。
外周のデザインは鉄道のレールをイメージして創られているそうです。1815は創業者であるアドルフ・ランゲの誕生年にちなんで名前がつけられました。これはグランヒュッテという街を時計の聖地と変えた彼の偉業を称えるために、そして彼の存在を世界に広めるために1815と名付けたと言われています。
2015年には生誕200年を記念して限定モデルも創られました。ランゲ&ゾーネの魂が詰まっているかのようなこのモデルは、トレンドに左右されることなく使い続けられるデザイン性も魅力です。
創業者の生まれ年から名付けられている1815はコレクターから注目されているコレクションも発表されています。まるで懐中時計のような凝った文字盤はヴィンテージデザインが好きな時計愛好家から注目を集めています。
販売価格の相場は712万8,000円〜935万円(税込み)です。ピンクゴールドとアラビア数字により創られた視認性の高さが魅力的な1815Ref.206.032は、190万2,560円〜260万6,000円(税込み)と幅広い相場価格となっています。
コレクターから人気の高い1815トゥールビヨンは世界三大複雑機構が搭載されていることもあり、当モデルの中でも高値で販売されている傾向です。定価は2,289万1,000円(税込み)ですが、中古では1,380万円〜1,980万円(税込み)が販売相場となります。
コレクターからの注目度の高いランゲ&ゾーネの1815。クロノグラフRef.414.032の買取価格は380万円(税込み)前後が相場です。ピンクゴールドのケースとブラックの文字盤がシックな印象を与えるアップダウンRef.231.031は591万2,500円(税込み)とさらに高値の取引になる傾向があります。
シンプルなデザインよりもムーンフェイズが搭載されているなど、機能性が高いものが人気を集めているようです。1815トゥールビヨンとなると2000年〜2003年の期間のみ生産されたモデルのため、希少価値はさらに高まります。プラチナ仕様となると世界限定150本と生産数そのものが少なく、高値での取引が期待できるでしょう。価格に関しては常にチェックしておくことをおすすめします。
創業者の長男の名前が由来とも言われているリヒャルト・ランゲ。文字盤に採用されているのがローマンインデックスということもありクラシカルな印象も強いモデルですが、ランゲ&ゾーネの美を追求したこだわりもしっかりと感じられます。
ランゲ&ゾーネがこだわっている芸術品のようなムーブメントも、シースルーバックから楽しむことが可能です。創業者の長男であるリヒャルト・ランゲは科学者という立場から、同ブランドの革新に携わっていました。
多くの科学者が愛用しているデッキウォッチの視認性や堅牢性、高精度を元にしたデザインにローマンインデックスを採用しているのが、このリヒャルト・ランゲモデルの特徴です。
デッキウォッチの愛用者が多い科学者や技術者に対するリスペクトが詰まった作品とも言われています。
ランゲ&ゾーネのモデルの中でも視認性の高さや最高水準の精度を誇るリヒャルト・ランゲ。比較的ベーシックなデザインとなるリヒャルト・ランゲRef232.032の販売価格の相場は411万4,000円〜552万2,000円(税込み)です。
パワーリザーブは約336時間と驚異的なタフさを誇るパーペチュアルカレンダーは1,980万円〜2,864万円4,000円(税込み)と高値で取引されています。視認性の高さや最高水準の精度を誇る同コレクションのムーンフェイズは約1,058年にわたって調整が必要ありません。他モデルでもコレクターより高い注目度を誇るトゥールビヨンRef.760.032Fの定価は2,915万円(税込み)。
機能性の高いコレクション、そして新しいコレクションほど高い価格で販売されている傾向にあります。
リヒャルト・ランゲもコレクションによって買取価格が変わります。状態が良かったり付属品がしっかりと揃っていたりすると、査定額も有利となるため資産価値として保有している際には保管方法に気を配りましょう。
リヒャルト・ランゲRef.232.032の買取価格の相場は252万円〜274万円(税込み)です。ピンクゴールドとシルバーダイヤルの組み合わせが美しく高級感を醸し出す同コレクションは使用しやすいサイズ、秒針デザインが人気を集めているため今後も買取価格が高くなる可能性があります。
シルバーとプラチナの組み合わせがスタイリッシュなRef.232.025においては250万円(税込み)前後で買い取りされている傾向です。
歴史あるランゲ&ゾーネの中でも比較的新しいモデルとして発表されたのが、オデュッセウスです。2019年に発表された同モデルは初のスポーツモデルとして注目を集めました。
スポーツモデルというだけあり、耐震機能や12気圧防水機能などが搭載されています。
ランゲ&ゾーネはゴールドやプラチナ素材を採用しているモデルがメインでしたが、オデュッセウスは初めてステンレススチール素材を採用。強いこだわりを持ち続けたランゲ&ゾーネの新しい挑戦が詰まったある意味、歴史的一歩を踏み出したコレクションです。
これまではドレスウォッチモデルを主流としていた同ブランドが、アクティブシーンでも着用できるオデュッセウスを発表したことは時計愛好家の中でも話題となりました。そんなオデュッセウスの販売相場、買取相場の目安を解説します。
ランゲ&ゾーネで初めてのスポーツウォッチとして発表されたオデュッセウスは高級時計の中でも注目度の高いモデルのひとつです。12気圧防水を誇りパワーリザーブ約50時間と実用性も兼ねているRef.363.179は341万円〜421万3,000円(税込み)の相場で販売されています。
チタン製のRef.363.117となると世界限定250本と希少価値が高まるため、709万5,000円(税込み)と高値での販売価格となる傾向です。ホワイトゴールド製がより上品なスポーツウォッチとしての箔をつけているRef.363.068の販売相場は573万1,000円(税込み)となるでしょう。
実用性も高く見た目もスタイリッシュなスポーツウォッチの人気は衰えることを知りません。今後も高騰する可能性があります。
品薄の傾向にあるランゲ&ゾーネのオデュッセウスは、買取価格も高騰している傾向にあります。供給が落ち着くまでは、定価よりも高値で買取される可能性もあるため、資産価値として所有している場合には早めに査定に出すのもおすすめです。
高い精度を誇る上に供給数も限られているドイツ製のラグジュアリースポーツウォッチは、今後も注目度が高くなることが予想されています。オデュッセウスの基本的なモデルとなるRef.363.179の買取価格の相場は570万円(税込み)です。ほかのコレクションは価格変動が激しいため、こまめにチェックする必要があります。
ドイツ語でデイトを意味するダトと、クロノグラフを合わせた造語からこのモデル名がつけられました。1999年に発表されたダトグラフにはデイトとクロノグラフの2種類の機能が搭載されています。それが2種類のインダイヤルとアウトサイズデイトです。個性的な文字盤のデザインでありながら、視認性が高い点もこのモデルの特徴と言えるでしょう。
シースルーバックからはクロノグラフとグランヒュッテ様式が見事に融合された美しいムーブメントを楽しめます。ランゲ&ゾーネの代表作のひとつであるサクソニアをベースとしながらも、あらゆる機能を備えた発展性のあるモデルです。
ダトグラフの中には永久カレンダーやムーンフェイズなど、様々な機能が搭載されているコレクションも発表されています。コレクションによって販売相場や買取相場は変わるので、それぞれチェックしておくのもおすすめです。
多機能性が魅力的なダトグラフはランゲ&ゾーネの中でも高値で販売されています。ムーンフェイズや永久カレンダーが搭載され、視認性・機能性共に高いダトグラフパーペチュアルは1,480万円〜1731万4,000円(税込み)が買取相場です。
定価が1,588万4,000円(税込み)のダトグラフRef.405.035は中古になると、1,199万円〜1,262万5,000円(税込み)の相場となります。オンオフに馴染むデザインと、多機能クロノグラフとして重宝されているモデルです。
デイトとクロノグラフの2種類の機能が搭載され、デザインもインパクトあるダトグラフは比較的高値で買い取りされている傾向にあります。あくまでも目安となりますが、Ref.403.032は733万〜783万円(税込み)で買取されている傾向にあります。
アップダウンRef.403.035は690〜759万円(税込み)が買取相場です。中古であっても市場では品薄になる傾向が強いため、買取価格は比較的期待できるかもしれません。
資産価値としてランゲ&ゾーネを保有しているのであれば、買取相場はこまめにチェックしておきましょう。特にゴールドを使用したモデルは為替の影響を受けやすいです。
状態が良くなくてもゴールドやダイヤが使用されていれば、為替の状態によっては良い買値がつくこともあります。誤解をされることも多いのですが「古いモデル=高値」というわけではありません。
それどころかムーブメントの改良がされていることや、高性能であることもあり、新しいモデルのほうが高値がつく傾向にあります。よほどのヴィンテージモデルでは無い限り、新しいうちに買取を依頼するのもコツのひとつです。
新しいモデルに買い替えたいときや、着用する機会が少なくなったときも、早めに見切りをつけて買取依頼したほうが良い値がつきやすくなります。続いてランゲ&ゾーネの買取のコツや注意点をいくつか紹介します。
ランゲ&ゾーネを査定に出す際には、付属品などは全て揃えた状態で査定に出しましょう。箱や保証書だけではなく、予備コマもあると査定額が有利に働きやすくなります。
予備コマがないと使用できる人のサイズが限られてしまい、価格に影響が出てしまうので注意が必要です。
付属品の内容はブランドによっても異なります。限定モデルともなると一般的な付属品だけではなくノベルティもついている場合もあるため、合わせて揃えておくのがおすすめです。
中古であってもできる限り完璧な状態で購入したいと考えている購入者も少なくありません。買取に出す際には購入したときのセットそのままの状態で保管し、査定してもらうのが安心です。買取前にオーバーホールをかけていれば、その際の明細も合わせて付けておきましょう。
買取依頼をする際、コンディションはできる限り綺麗な状態に保つようにしましょう。どんなに気をつけていても、着用していると皮脂や汗で汚れが溜まりやすくなってしまいます。その時は柔らかい布で傷つけないように、優しく拭き取り汚れを落とす習慣をつけておくのがおすすめです。
付属品の箱などもこまめにホコリを拭き取り、綺麗な状態に保つようにしましょう。時計の隙間に溜まっている汚れを落とすためにブラシを使用してしまうと、素材によっては傷がついてしまうため避けたほうが安心です。傷がついてしまうと査定額に大きく響いてしまいます。
コンディションを保つためにと無理に綺麗にしようとはせず、できる範囲でのお手入れをしておくだけで充分です。買取依頼前に研磨を依頼していれば、その時の明細をセットにしておくと買取価格に上乗せできることがあります。
買取価格は店舗によって差があるため、複数の店舗に査定を出すのがおすすめです。しかし自身で複数の店舗を見つけるのは難しいと感じることもあるでしょう。その際は店舗が行っている一括査定サービスを利用すると便利です。
一括査定を行うと、自身にとってベストなタイミングかつ、理想的な価格で買取してもらえるようになります。買取価格を少しでもあげるためのコツとして査定に出す時期を見逃してはいけません。ボーナス後やクリスマス前、新社会人が就職する時期は店舗が在庫を揃えるタイミングです。
そのタイミングは買取強化する店舗も増えるため、買取価格がいつもよりも上乗せされやすくなります。この時期を狙って査定を出すのもおすすめです。先述している為替の影響と共に、買取強化のタイミングもチェックしておくと良いでしょう。
独特の哲学や高い品質、強いこだわりを感じるドイツ時計が注目を集めています。マニュファクチュールスタイルを貫いている点や、1モデル1ムーブメントにこだわる点は他のブランドとは一線を画します。
このこだわりの強さが、高級時計愛好家より注目されている理由と言えるでしょう。資産価値としてランゲ&ゾーネの入手、買取を考えている際には本記事で紹介している販売相場や買取相場、買取のコツや注意点をぜひ参考にしてみてください。
この記事では、ランゲ&ゾーネの資産価値について紹介しました。最後にランゲ&ゾーネ 買取に関するよくある質問を掲載します。
一括査定サービスの利用がおすすめです。PREMIRE VALUEのランゲ&ゾーネ専門一括査定なら、最大60社から見積もりをとれます。ランゲ&ゾーネの専門家が価格交渉をサポートしますので、高額買取が簡単に実現できます。
ランゲ&ゾーネの買取相場は時計業界向けオークションの価格を基準に、各店舗の鑑定士が価格を決めています。横の繋がりが強い業界であるため、市場価格から乖離した買取査定金額を設定することはありません。過去実績の詳細については、ランゲ&ゾーネの買取実績をご覧ください。
ランゲ&ゾーネの高価買取を実現するためには、「購入時の付属品の保管」「コンディションの管理」「需要の高まるタイミングの確認」を意識することが重要です。リセールを視野に入れている場合は、購入時から上記を視野に入れ、時計を大切に扱いましょう。
私がお客様の大切なお品物を責任を持って鑑定致します!
PREMIER VALUE 鑑定士並木
大手リユース業者の店長職を歴任。店頭に立ち続け、査定・販売した商品は10万点以上。2021年、PREMIER VALUE SHOP店長就任。 YouTubeチャンネル「プロ鑑定士鼻メガネチャンネル」にて最新の高級ブランド情報やアイテム、時計の魅力を発信しています。
子供の頃からブランド品や、宝飾品・時計が大好きでした。
大人になってからも高級ブランドの歴史や、商品の作りこみの高いこだわりなどに大変な魅力を感じ2010年、ついには仕事として専業者になりました。
今、まさにブランド買取・販売店が乱立し、サービス・価格に関しても均一化に進んでいます。
そうした中で私どもができること。それは、売りたい方から必要とされている方への大切な橋渡し。
新たなオーナー様の喜んで頂いているお顔を思い浮かべ、お品物を大切に扱い、笑顔の連鎖ができるように関わる全ての方へ感謝の気持ちで接する。
単なるブランドショップではなく、リユース・ブランド品販売を通じて社会貢献もできるよう志を持ち、日々鑑定しております。
ROLEX
デイトナ
116500LN
買取相場
¥4,100,000
ROLEX
サブマリーナー デイト
116610LN
買取相場
¥1,600,000
ROLEX
GMTマスター II
126710BLRO ペプシ
買取相場
¥3,200,000
AUDEMARS PIGUET
ロイヤルオーク
15500ST.OO.1220ST.03
買取相場
¥5,300,000
ROLEX
エクスプローラー II
216570 ブラック
買取相場
¥1,260,000
HERMES
バーキン 30
エトゥープxゴールド
金具
買取相場
¥3,000,000
CHANEL
マトラッセ
ブラック×ゴールド
金具
買取相場
¥380,000
HERMES
エルメス ケリー32
ブラック・エクリュ
シルバー金具
買取相場
¥2,470,000
HERMES
ガーデンパーティー30
トワル・ミリテール
TPMモデル
買取相場
¥310,000
LOUIS VUITTON
ロッキー BB
モノグラム・キャンバス、
スムースレザー
買取相場
¥180,000
Harry Winston
リリークラスター
ネックレス
買取相場
¥550,000
ブルガリ
ビー・ゼロワン
ネックレス
ネックレス
買取相場
¥380,000
ブシュロン
キャトル
クラシック
リング ラージ
リング
買取相場
¥450,000
ティファニー
セッティング
エンゲージメント
リング プラチナ
リング
買取相場
¥1,070,000
ヴァンクリーフ・アーペル
ペルレ スウィートクローバー ブレスレット、スモールモデル
ブレスレッド
買取相場
¥1,200,000